オメガの特長

オメガは170年以上も歴史のある高級時計ブランドです。
しかし今日のように有名になったのは、スピードマスターモデルが「宇宙へ飛び立った」ことで莫大な広告宣伝効果得て、ブランディングイメージも飛躍的に上がったからでしょう。
しかしながら、オメガは時計ブランドとして、すべての時計メーカーの先陣を切ってきたという事実があります。
製造初期における量産化、分業体制での生産、19工程と生産ラインの確率、機械式ムーブメントの開発、コーアクシャル機能の開発などなど、多くの発明があります。
これはロレックスにもまったく負けていないどころか、勝っている部分です。しかし世間のイメージはどうしても、高級時計といえばロレックスであり、通な人だけがオメガの名前をやっと上げる、そんな感じだと思います。
実はその影響は、冒頭に述べた「宇宙に行った」ことが遠因となっているようなのです。
あまりに急激に、スピードマスターとオメガの名前だけが拡散してしまったために、実がついてこなかったのです。つまりは高級時計の悲哀か、有名になったわりに実際にそれを手に取って装着する人は増えなかったのです。
何が起きるかというと、これはテレビなどで紹介されて一時的に爆発的にお客さんが集まるものの、1か月もたたないうちに客足は以前よりも少なくなる現象=と同じことがオメガでも起こったんですね。
ブランドとしてのオメガが好きだった人(ラーメン屋の常連さん)は、大々的に有名になり過ぎてしまったために、自分が大切にしてきた感覚が陳腐化されたように感じ、逆に嫌いになってしまうようなものです。
ロレックスのように複数のモデルがあり、それぞれのモデルにストーリー性がある場合とはちがい、オメガのそれは一面的で急激に注目され過ぎたために、時計ブランドとしてもメーカーとしてもマイナスのイメージを負う部分もあったと言えます。
オメガが世界に誇る高級腕時計ブランドであるのは間違いありませんが、その歴史にはいろいろ紆余曲折があるというわけです。

オメガとは

オメガはスイスの高級時計ブランドとして有名ですが、実際にどんなブランドなのか、どんな時計があるのかを知っている方はごく少数ではないでしょうか。
その理由は「高級」だからです。
オメガの誕生は1848年、今から実に170年も前のこと。ルイ・ブランという一人の時計職人が、自らの工房で製作を行い、それを彼の息子たちが生産体制を含め整備、創業から40年後にスイス最大手の時計メーカーへと成長します。
つまるところ、かの最高級時計ブランドであるロレックスよりもオメガのほうが、「先輩」にあたるわけです。ロレックスの創業は20世紀に入ってからですから、オメガは50年、彼らに先んじて高級時計を世の中に販売していたというわけです。

オメガが1903年まで、ルイ・ブラン&フィルズという社名でした。しかし、オメガ=ギリシア語で究極と名付けられた所以は、彼らが1894年に機械式ムーブメントを開発したことがきっかけです。このムーブメントこそが「オメガ」。その名を冠した新型の時計は、19の工程で組みたてられたもので、分業体制によって製作された最初の時計でもありました。
この生産方式の確立は、スイス国内の時計産業界においてエポックメイキングな出来事であり、それが腕時計の精度と生産性を飛躍的に向上させるきっかけとなったのです。
こうしてオメガは世界的にも名を知られる高級腕時計ブランドとしてイメージが確立されていきました。
1969年にはNASAによって課された。あらゆる実験に合格したスピードマスターは、アポロ11号による人類初の月面着陸をともにし、一大ヒット商品としてオメガの歴史に名を刻みました。
その30年後、時計の心臓部であるキャリバーに「コーアクシャル」と呼ばれる機構を発表。約10年間もオーバーホールが不要と言われる発明であり、オメガの先進性を象徴する出来事の一つとして、オメガ愛好家の中でも語り草となっています。